後継者と創業者 ~経営者3名がご登壇~

11月17日のベンチャー企業論Bでは、株式会社FBマネジメントグループ 代表取締役社長 山田 一歩 氏、レボニティホールディングス株式会社代表取締役 齊藤 慎介 氏、梅田工業株式会社代表取締役の梅田英鑑氏の3名が登壇されました。

今回のテーマは事業承継後に新たに事業を始められた「後継者と創業者」を兼ねるパターンです。

「後継者と創業者」
株式会社FBマネジメントグループ 代表取締役社長 山田 一歩 氏

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会社の数は全国で約368万社です。その数だけ後継ぎがいることになります。そしてそれだけ事業承継に課題が伴います。
山田氏は、何も考えずに、社長としてノホホンしているパターン、代々続いてきた事業だけを続けていくパターン、既存事業の中で、様々なイノベーションを興していくパターン、既存事業に加え、新たな事業を創業していくパターンがあるといいます。新しい事業を展開しさらに

売上15億の1社より売上5億の3社が強いとコンセプトの、複数事業を展開する多柱化経営を提唱します。リスク分散が可能で、人材配置を柔軟にでき、ポジションがうまれるというメリットがあります。

今回ご登壇されたのは多柱化経営に取り組む2社の代表です。

「後継者であり創業者。宮崎から世界へ、グループ1,000名までの道のり」
レボニティホールディングス株式会社代表取締役 齊藤 慎介 氏

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齊藤氏は、宮崎の警備会社セキュリティロードを継ぎつつ、障がい者支援の株式会社エイジングファンを創業。さらに新しい事業を次々と手がけています。

後継者であり創業者である齊藤氏は、後継者としての、創業者としてのそれぞれのメリットデメリットを経験。

FC事業で様々な経験したのちにお父様の会社であるセキュリティロードに戻ります。現場で課題を改善することで売上が伸びていくことにやりがいを見つけ警備事業が大きくなっていきます。代表権がうつってから自分が思い描く経営をスピードをもって行えるようになりました。今後は九州全域に事業を展開し、海外FCライセンス取得。その他多くの事業を展開していきます。

「地方でも経営者の想いや発想一つでビジネスチャンスは生まれます。」と受講生にメッセージを送りました。

「梅田工業株式会社UME-Tech事業部」
梅田工業株式会社代表取締役 梅田 英鑑 氏

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精密板金を行っている梅田工業株式会社代表取締役の梅田氏は
ものづくり業界に対する違和感から日本のものづくりを楽しくしたいといいます。

お父様の経営する梅田工業に入社後、インドネシア法人の立ち上げに参加します。帰国後、部署統合、生産工程のスリム化で業績を改善していき社長に任命されます。社長就任後5年で過去最高益を実現するほどまで会社は大きくなっていきます。

創業者にもなりたい。そう考えUme-Tech構想につながります。ロゴの3D化、忍城の金属模型、アルコール噴霧器など、想いをカタチにしていきます。それはこれまで見てきた職場の改善や現場の課題、こうしてものづくりが完成するプロセスをゲームクリアまでの感覚のように楽しむ環境を作りたいという思いが同社の承継後の成長を可能にしてきました。

受講者からは「衝突があっても乗り越えられたのはどうしてですか」、「のびしろがあるのはどんな分野ですか」といったような質問が上がりました。齊藤氏、梅田氏には丁寧にご対応いただきました。

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受講後は「多柱化のメリットが分かった」、「先代から業務を受け継ぎ、働く中で改善点を見つけ事業拡大に繋げ、時代の変化に合わせて改革した経緯が素晴らしいと感じた」、「父の会社を継ぐのは私しかいないが、私には目標がなかった。自分で動く姿勢を身に着けたい」といったような感想がありました。

新しい事業承継のトレンドだけではなく、時代や社会にどう向き合うかが見えてくるような授業でした。
ありがとうございました。

(H.O.)