活躍する卒業生

DATE:2022.02.07活躍する卒業生

自分の興味に向かい合いたくなったら勇気を持って一歩を踏み出す

フレンチレストランharu オーナーシェフ 田中 郷介 さん

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フレンチレストランharu
オーナーシェフ
田中 郷介 さん
神奈川県生まれ。駒澤大学高等学校、駒澤大学法学部政治学科卒業。在学中にフランスヘ短期と長期の2回留学をする。会社員を経て、調理師専門学校で調理技術を身につけ渡仏。留学での語学力を活かし、フランスの三ツ星レストランで研修。帰国後は著名レストラン等で腕を磨き、2019年自店「haru」をオープン。

フランスヘの道が開かれた駒澤大学で得た"人生の出会い"

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現在「フレンチレストランharu」のオーナーシェフとして調理?サービス、経営を行っています。0から1を生み出すという、ものすごいエネルギーをかけて生産者が作った食材を料理し、最も良いタイミングでお客様に提供するため、オープンキッチンにこだわっています。

法学部政治学科で学んだ私がフレンチの世界に入ったきっかけは、桑田禮彰名誉教授との出会いといえます。中学時代から「フレンチシェフになりたい」と思っていましたが、フランスに関わりを持っているわけでもなかったため、その頃好きだった公民や歴史を深掘りしようと政治学科を選びました。ところが、1年次のフランス語の授業に現れた桑田先生は立ち居振る舞いもまさにフランス人という印象で、自分の中の「フランスに近づきたい」気持ちが甦ってきたのです。そこでとにかくフランスヘ短期留学に行こうと思い、桑田先生から助言を得るべく研究室の前に立ちました。まだ1年生でしたから、緊張してなかなか扉をノックできなかった記憶があります。ついにノックをした私に、先生はたくさん「フランスの今」について語り、「最初のフランスは特別だ。飛行機を降りた瞬間の匂いから、見られる限りのものを全て見てきなさい」と力強く応援してくれました。

帰国後、政治学を真剣に学ぶ フランスの友人と語らいたくて

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留学中には現地の友人もできました。フランス人は政治の話が大好きで、食事をしながら熱く語り出すんです。私はフランス語がまだ未熟だったことと、政治について語れるほどの知識がなかったので、みんなと盛り上がれず悔しさを感じていました。帰国する時、フランスの友人に「次に会うときは政治の話も楽しめるようになっていたい」と言ったら、とても喜んでくれたのを覚えています。短期留学から戻った私は、フランス政治学を探究しようと専門科目に注力しました。それも留学の良い影響だったと思います。

大学卒業後は会社員を経験した後、調理師専門学校やフランスのレストランで研修を積み、帰国後、様々なレストランで勤務していました。その間も「いつか桑田先生に自分の料理を食べていただきたい」という想いを持ち続けていました。

「おいしい!」という言葉にやりがいを得て、料理を探究し続ける

そして、4年前に先生が突然当時働いていたお店に現れた時は本当に驚きました。「桑田先生にお世話になったというシェフがいる」という話を先生が耳にし、早速来てくれたのです。シンプルですが、先生が「おいしい!」と言ってくれたことが何よりも嬉しく「この仕事をやっていてよかった」と心から思いました。今でも自店に、桑田先生をはじめ大学にご縁のある方々が足を運んでくださり、楽しい時を共有できることに感謝をしています。

駒澤大学は私をフランスヘ導き、フレンチシェフになるきっかけを与えてくれた大切な場所です。それも、勇気を振り絞って研究室のドアをノックしたからだと振り返ります。学生の皆さんも、何か興味を抱いたら臆することなくドアをノックして、夢や目標に近づいてほしいと思います。この大学にはその環境が整っていますから、ぜひ自分の一歩を踏み出してください。

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ベストな焼き加減でお客様に提供するために、調理中は「素材のリアクションに聞き耳を立てている」と田中さんは語る。
フレンチレストランharu

住所:東京都新宿区四谷3-4-2鳥重ビル1F

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※ 本インタビューは『学園通信348号』(2021年7月発行)に掲載しています。掲載内容は発行当時のものです。

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